読了。

暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)

上巻の途中までは正直だれぎみで読んでたけど、後半はぞくぞくするくらい面白くて、
一気にざあっと読めました。
陸の孤島、古い洋館、せむしの門番、シャム双生児の少女、記憶喪失の男などなど、
本格好きにはたまらないシチュエ−ションがてんこもり。
前半部分で大体のトリックはわかってしまってたんやけど、
トリックや犯人がわかったから、つまらないということは無いのね。
（いっつもトリックに騙されるので、こんなに色々わかっていながら読むことってあんまりない。）
やっぱ綾辻行人は面白いわ〜！
裏表紙の著者近景見たら、そんな油でぶって感じでもなかったし！
って別に顔は関係ないですけどね、顔は。

昆虫探偵―シロコパκ氏の華麗なる推理

こっちは軽ーく読める、クマンバチ探偵が昆虫界の事件を解決する、という推理もの。
推理どうこうより、昆虫の生態がおもしろい。
それぞれの章のはじめにある引用が、色んな推理小説からのもので、それもいかす！
きっと作者もミステリー好きなんやろうな〜。