試合当日。

王子ありがとー!

アイのアマキックボクシング2戦目。
あまたのアマキックボクサーたちは言う。
「2戦目のリングには魔物が住んでいる」と…。


いやー、ほんとにね、2戦目は緊張する緊張するって聞いてたけど、ほんとだったよ!
1戦目のときはものすごく落ち着いてたと自分でも思うし、今回も全然心配してなかったのに見事にテンパリまくってました。
名前を呼ばれてリングにあがった時点で頭の中がまっしろになって、
セコンドの声はまったく聞こえず、まわりが蹴れ蹴れ言ってるのは何となくわかるんだけどなぜか体が動かず、
インターバル中にセコンドの王子がアイの前で何か言ってるけど口がぱくぱくしてるのだけが見えてるような状態で、
自分がどう動いたのかも全然わかんなかった。
結果はドロー。でも0−1のドローなので前回よりは悪い結果。。。


試合後はもちろんいっぱい怒られて、反省しきりです。
叱られポイントとアイの言い分。

  • 相手がせっかく蹴りの距離で戦ってくれたんだから、なぜ蹴り合いに持っていかない!
    • だって相手が蹴ってくるなんて聞いてなかったもん!
        (今回は再戦ということで、パンチャー対策ばっかり考えてた。ほんとに甘いわたし。)
  • ミドラーがパンチャーに蹴りでポイント取られてどうする!
    • でもね、アイもパンチでポイント取ったもん…。パンチを当てたかったんだもん!
  • ミドルのスピードが遅すぎる!
    • なんか体が重かったんです。
  • まわりのひと皆が蹴れって言ってたのになんで蹴らなかった!
    • なんでだろう。アイも不思議。
  • あれだけ練習したティープは?!
    • すっかり忘れてたよ…でへへ!

うーん、今回は前回の相手との再戦ってこともあり、おたがい相手のスタイルはわかっていたと思うんだけど、
それが裏目に出たっていうか、前回はパンチで出てきた相手が蹴りで攻め、
前回蹴り一辺倒だったアイがパンチで応戦するという展開。
きっとお互い苦手分野(?)を練習したんだろうね。
前回「ドロー」の判定を聞いたときは、えー?ドロー?!とがっかりしたんだけど、
今回は「ドロー」って言われた瞬間に嬉しいと思ってしまった、その時点でアイの負けだなあと思いました。
ドローって聞いてもアイが自分で負けたと思ってるんだから負けです。
逆にあの試合で相手が勝ちにならないところが、アマ女子試合で勝つことの難しさを物語っているなあ、とまで思った。


でも、後からビデオを見てみたら、そう悪くない出来だった気もしてきた。
1Rはいきなりミドルをもらって動揺して、立て直すのに時間がかかったけど、
2R目はわりに頑張ってたなあ自分。
19−19でドローをつけてくれたジャッジは2R目をアイにつけてくれたんだねきっと。
けっこうパンチも当たってるしね★←これがいちばんよかったところ。
まあ、負けは負けでもいいところもあったということで。
画像は、試合前に王子にバンテージを巻いてもらっているところ。このときはまだリラックスしてました。


試合が終わって。
やっぱり一番したいことは練習だー。
今回は全然思うように動けなかったし、これはやっぱり練習不足だと思う。
あと、ガチスパを全くやらなかったこともいけなかったと言われました。
(でもガチスパこわいからきらい。)
体重が軽いのもちょっとは不利なのかもしれないから筋肉をつけます。つくかなー。つくといいな!
セコンドについてくれた王子・首先生・かわさきさん、応援してくれたジムメイツとアイボンメイツたち、皆どうもありがとう。
「よく動けてたよ」と慰めてくれた人だけじゃなく、「今回は負けぎみだった」とハッキリ言ってくれる人がいるわたしは幸せだと思います、マジで。
インターバル中にわざわざリングサイドに来てアドバイスをしてくれたオオハラさんの声だけは何故か聞こえてて、
(たしかパンチ当たるからパンチだぞパンチを出せみたいなことを何度もくりかえして言ってた)
2R目はパンチを当てることができました。どうもありがとうございます。
セコンドは3人までだ!とレフェリーにイエローカードを出されたのも今となってはよい思い出です。
てゆうかこのレフェリー、ちょっとクリンチっただけで「組まない!」と刺々しく言ってくるのがやな感じでした。
イエローカードとか出すことないやんねえ。ケチ!


そしてなんだかんだ言って試合は楽しいのでした。
癖になるなあ〜。